お手入れ方法やお仕立て方法などをわかりやすくご紹介いたします。
着物を汚れから守る加工です。絹の繊細な風合いや通気性を損なうこと無く、水性汚れをはじいて皆様の大切なお着物の【美】を守ります。
シミに気づかれたら、できるだけ早くご相談ください。時間がたつほどシミは落ちにくくなります。こすると生地が傷みます。ベンジンなどを使うと、輪シミが残ることもあります。 古いシミも、柄を足したり、金加工・染め替えなど、様々な方法もございます。
「京洗い」ともいい、着物をほどかず洗う、着物専用のドライクリーニングです。着物の衿、袖口、裾の汚れを重点的に落とした後、丸洗いをします。カビが発生している場合には、カビ取りクリーニングをお勧めします。カビ取りクリーニングは、通常のドライクリーニングより、より洗って、全体のカビを落とします。初期のカビは、"洗い"で落ちるケースが多いですが、時間がたつと、別途お直しが必要な場合があります。
(注)薬剤処理をする関係上、生地によってはカビ落しが不可能な時があります。
【カビ取りの実例】白く出たカビもスッキリ落とせました
胴回りのシワや正座したときのシワが気になるときは、着物全体にプレス加工をいたします。
着物をほどいて、反物の状態に戻して水洗いします。
仕立て直しをされる方におすすめします。
色落ちしたり、くすんだりした着物は、同じ色あるいは別の色、柄に染め替えると、美しい風合いを取り戻します。
派手になった着物を地味な色、柄に染め替えることもいたします。
お母さまからお嬢さまに着物を譲られる場合や、体型が変わったなどで寸法が合わない場合は、着物を部分的にほどいて、裄・袖巾・袖丈・身巾などのサイズ直しをいたします。調整する寸法によっては、すべてほどいて縫い直します。
胴裏や八掛の取替えもできます。
留袖や喪服などには「入紋」、色無地や色留袖などの地色を抜染して紋を入れる「抜き紋」、色無地や訪問着、付下げなどには「縫い紋」などの紋入れ、また紋替えや黄ばんだ紋を美しく直すこともいたします。